世界的にエネルギーのカーボンニュートラルへの転換が求められている中、TOYOは、「環境調和型社会と豊かな暮らしの両立」を目指す上で再生可能エネルギー関連設備への取組をコア事業領域とし、社会的要請やお客様のニーズに合わせた各種発電設備のプロジェクトに取り組んでいます。

事業内容

メガソーラー発電所建設プロジェクト

TOYOは、日本国内有数の「メガソーラー発電所建設プロジェクト」の実績を有しており、現在までに合計700MW以上の発電所を手掛けています。 その中でも、「日本最大級(235MW)のメガソーラー発電【瀬戸内Kirei太陽光発電所】プロジェクト」では事業主体の一社として発電事業そのものにも参画し、計画初期段階から深く関与し、設計・調達・工事を一括して請け負いました。

瀬戸内Kirei太陽光発電所
発電出力:235MW DC
建設地:岡山県瀬戸内市錦海塩田跡地
パシフィコ・エナジー/細江メガソーラー
発電出力:96MW DC
建設地:宮崎県宮崎市細江町

バイオマス発電所建設プロジェクト

再生可能エネルギー電力の「固定価買取制度(FIT)」施行に伴って、メガソーラー発電所建設プロジェクトに引き続き、日本国内での「バイオマス発電所建設プロジェクト」の受注も増加しています。東洋エンジニアリングは、アンドリッツ社製の再熱式循環流動床ボイラ(CFB)とシーメンスエナジー社製の蒸気タービン発電機を採用し、高効率の発電所をご提案する事により、これまでに50MWから75MWまで10件の発電所建設プロジェクトにおいて、設計・調達・工事を請け負っています。また、更なる大型設備のご提案によるお客様の事業性向上への貢献を目指しています。

大林神栖バイオマス発電株式会社/神栖バイオマス
発電出力:50MW
建設地:茨城県神栖市
合同会社御前崎港バイオマスエナジー/御前崎港バイオマス
発電出力:75MW
建設地:静岡県御前崎市

地熱発電所プロジェクト

地熱発電は継続的な稼働が可能で発電単価が安く、安定した供給が見込める再生可能エネルギーの一つであり、脱炭素社会に向けた取り組みの鍵となります。
TOYOのインドネシア関連会社であるPT Inti Karya Persada Tehnik(イカペテ、IKPT、社長 比米 康博)は、コンソーシアムパートナーと共に、 PT Medco Cahaya Geothermal(メドコチャハヤジオサーマル、MCG)が計画する地熱発電所プロジェクトを受注しています。

Blawan Ijen地熱発電所
発電出力:31.4MW
建設地:インドネシア 東ジャワ州
完成予定:2024年

また2023年9月20日付でインドネシアの国営地熱開発企業であるPT Geo Dipa Energi(ジオ・ディパ・エナジー)と、地熱の包括利用に係る共同研究に関する覚書を締結しました。地熱クローズドループ技術*1をはじめとして、地熱熱水に含まれるリチウム等の有価鉱物回収や地熱発電からのグリーン水素製造など、地熱包括利用に関する共同研究を実施してまいります。
*1地熱クローズドループ技術:地上と地下をつなぐループを設置し、内部に流体を循環させ地下に存在する熱資源を活用する発電方式。従来の地熱発電方式よりも岩質や水理地質構造への依存度が低い発電方式であり、適用可能地域の選択肢が大幅に拡大することや、配管内のスケール付着による流量低下、腐食といった従来型地熱発電の課題発生可能性が低くなる利点のある技術

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