設計
相馬 亮一
土木・建築エンジニアリング部
2010年入社 専攻:土木工学
私のやりがい
土木建築エンジニアリング部員としてプラントの機器や配管を支える鉄骨架構・コンクリート構造物、および排水設備や制御室等のプラント建物を計画・設計しています。これら土木建築の設計対象物は、直接プラントの性能に影響を及ぼすことは少ないものの、土木建築設計とスムーズな土木建築工事の遂行はプラントEPC全体の重要な部分を占めます。
学生時代は理工学部土木工学科で材料力学、構造工学、土質力学、水理学、コンクリート工学、環境工学、等を学び、修士課程では地盤工学を専攻しました。これらの知識は土木建築エンジニアリング部員としてのプラントの計画・設計業務の礎になっており、大学で勉強した内容がまさに日常業務に役立っています。一方で、建築仕上げや鉄骨、建築設備に関しては大学では勉強してこなかったため、入社後に業務の中で先輩社員に聞いて勉強したり現場研修の機会に周りの人に聞きながら知識を補ってきました。学生時代に勉強する領域は専攻によって偏っていると思いますが、みな入社した後に勉強して業務に必要な知識を補っています。これらの土木建築の基本知識の基に、日本やアメリカ、ヨーロッパなどの設計規格を学びながら、土木建築のプラントエンジニアとしてステップアップしていくことになります。技術的な知識と経験に加え、当社の設計業務で重要なことは、設計他部、工事計画部とタイムリーに設計調整を実施し、全体最適(技術、コスト、スケジュール)の設計方針を構築し、土木建築の設計をコントロールすることです。この調整業務を一人前にできるようになるとLead Engineerとして案件の土建設計の主担当を任されることになります。
私の目標
まずは、中小規模案件の土木建築Lead Engineerを任されるようになり、プロジェクトをやりきることが目標です。Lead Engineerは土木建築設計の技術的な設計やその設計品質管理だけでなく、設計コストと設計スケジュールの責任も負いますので、中小案件と言っても幅広い知識と経験に基づく判断力とリーダーシップが必要な立場です。最終的には大型複雑系プロジェクトと呼ばれるような複数の国際エンジニアリング企業の企業体を纏めるLead Engineerになることが目標です。
一番思い出に残っている出来事
入社4年目で担当したロシア向けの製油所のプロジェクトで、協力会社として起用していたモスクワの現地設計会社の管理でモスクワに長期出張したことが最も強く印象に残っています。言葉の壁もあり、当時起用した現地設計会社と当社の間で思うように業務を進めることができず、設計スケジュールの遅れが生じていました。このためモスクワに滞在し、現地設計会社とのコミュニケーションの強化と、起用する現地設計会社を増やしてスケジュール遅れを挽回することを使命として4ヶ月真冬のモスクワの各社間を走り回りました。最終的には現地設計会社の理解と協力を得て図面を完成させ客先に収めることができ、その後の建設工事につなげることができました。この経験が入社以来最も大変で、かつエンジニアとして成長できた業務だったと感じます。
OFFの過ごし方
平日は仕事に集中するため、休日には気分をリフレッシュできることをすることが好きです。例えば旅行、バスケットボール、スノーボード、山歩き、等の予定を週末に入れていると、それを楽しみに1週間頑張れます。
海外長期出張中も、一般的な観光客が行かない場所へ行くチャンスですので、機会を見つけていろいろ歩き回ります。
学生の皆さんへ
規模の大きな仕事がしたい、国境を越えた仕事がしたい、プラントという1つの構造物を多くの人と共に造り上げたい、という人にはぜひ当社を志望して頂きたいと思います。間違いなく、チャンスがあります。
海外での業務はプレッシャーや文化の違いもあり大変ですが、とてもドラマチックです。
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