TOYOのDXは、「どのような変化に対しても柔軟に対応できるしなやかな組織・カルチャーを有した常に飽くなき探求心から技術革新を生み出しイノベーションを量産化できる企業」をビジョンに掲げ、2024年までに生産性を6倍(2019年度比)にすることを目標としています。
お客様のニーズに迅速かつ柔軟に対応できる、変化し続ける社会・市場においてサービス・業務・組織・制度・文化など企業活動や企業構造すべてを変革し続ける企業を目指します。
DXoT (Digital Transformation of TOYO) のビジョン
デジタルトランスフォーメーション戦略
EPC(Engineering, Procurement, Construction)強靭化においては、当社の代表的なコアコンピテンスである技術力、パートナリング構築力、マネジメント力、そしてデザイン力の4つを強靭化させることによって、既存領域であるEPC強靭化を実現し、グリーンのビジネスフィールドへと水平展開させていくロードマップを描いております。
プラントビジネスにおけるEPCプロジェクトはもともと不確実性が高く、難易度の高いプロジェクトマネジメント要求に答えることとで進化させてきた歴史を持っております。一方で、昨今の世界情勢や、価値観の変化により、ますます不確実性が高まり、リスクが多様化・複雑化してくるなかで、既存のプロジェクト実行とマネジメント手法の変革をより一層高いレベルで実現していかなければ、世の中が求める要求には到底太刀打ちが出来なくなると高い危機感のもと、コアコンピテンスを強化させていくことで、プロジェクト遂行手法を3つのステージで進化させていくことでデジタルトランスフォーメーションを推進しております。
プロジェクト遂行手法の進化により生産性を向上、2025生産性6倍達成に向けて、2023年3月現在約32%の進捗です。
当社のナレッジマネジメント・トランスフォーメーションに関する取り組みは、5つの領域で整理することが出来ます。
当社とパートナーの強みとなる知財・無形資産を融合することで、システムインテグレーションやデジタライゼーション推進を可能にした例として、地下工事におけるスケジュール遅延リスクが発生する設計を3D CADモデルから検知するシステム『Underground Constructability Hazard Detection AI(以下、「AI for U」)』の開発は、業務提携先であるHEROZ株式会社と共同開発し、実案件への適用を開始いたしました。 AI for Uは、HEROZ株式会社の管理するサーバー上で動くWebアプリケーションとし、Webアプリケーションには、TOYOの認証認可の仕組みでログインできる仕組みとなっています。
EPCデータ統合によるプロジェクト最適化は、リアルな情報をデジタルデータとして処理し、相関関係や因果関係を明確にすることで人間の意思決定を支援します。また、想定外の事態にはイレギュラー検知とリプランニングが必要であり、スケジュール最適化シミュレーションAIを導入して対応力を強化しようとしています。さらに、リスクマネジメントの高度化も重要であり、デジタル活用によりリスクの発生可能性と影響度を下げ、対応能力を向上させることを目指しています。これらの要素を組み合わせた「インサイト・プロジェクト遂行手法」を2023年度から実装する計画です。
新たな価値を生み出していく上で伝統的業界の垣根を超えた異業種連携のニーズは高まり、益々パートナリング構築力は重要性を増していくと考えております。一方で、従来通りの人手や人海戦術による連携手法であると、パートナリングを構築したとしてもシナジー効果は限定的、もしくは、マイナスに陥ってしまう可能性は大いにあり、業務のデジタルシフトとアプリケーションのクラウドシフトは急務であると捉えております。
当社の業務は2023年3月現在、全てクラウド上で遂行できる基盤の構築が完了しました。これにより、外部、遠隔コラボレーションも可能となり、プロジェクト遂行もグローバルのリソースを最大限に活用しながら、お客様、協業先、また新規の異業種間とのコラボレーションが加速化してきます。当社の基盤では複数のクラウドを連携でき、ゼロトラストセキュリティ、認証認可、またデータガバナンスも強化しておりますので、この基盤により円滑なパートナリング構築を実現します。
生産性6倍実現のロードマップ
5つのターゲットに向けて19のタスクごとに目標管理を行っています。
CWP Construction Work Package
IWP Installation Work Package
FKMS Feedback Knowledge Management System
AWP Advanced Work Packaging
メディア掲載
取り組み事例
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“生産性6倍”の先に見据える
「経営のデジタルツイン構築」
暗黙知×形式知の意思決定とは -
データの“利用”から“活用”へ
DXで真の変革に至るために
必要な組織の在り方 -
“一品一葉”のデータを
社内横断で活用
東洋エンジニアリングのDXの進め方 -
品質関連損失コスト50%減へ、
EPCプロポーザル業務のデジタル変革
~組織知循環型・プッシュ式のナレッジ活用AI~ -
目標は「生産性6倍」。
わずか2年で2倍に達した
東洋エンジニアリングのDX -
プラント建設における
図面レビュー業務DXの全社展開
<東洋エンジニアリング> -
人事部門の3つのチームで約66%の
お問い合わせ削減 従業員から愛される
AIチャットボットAKANEちゃん -
Alteryxを活用して
レポーティング業務の効率を30倍へ
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