2022年1月19日

東洋エンジニアリング株式会社(TOYO、取締役社長 永松 治夫)と、タイのSCGケミカルズ(SCGケミカルズ、CEO兼 社長 Tanawong Areeratchakul)は、SCGケミカルズが60%出資しているCircular Plas Company Limited (CirPlas)が保有する混合廃プラスチックの油化技術の商業化に向けた共同検討に関する基本合意書を締結致しました。

CirPlasは既にタイ・ラヨン県で混合廃プラスチック油化実証プラントを稼働させています。2021年9月にはこのプラントで得られた廃プラスチック由来のナフサを石油化学プラントの原料とするプロセスについて、ISCC(International Sustainability and Carbon Certification、国際持続可能性カーボン認証)の認証をタイ国内で初めて取得しています。SCGケミカルズとCirPlasは実証プラントの生産能力の増強を計画しており、SCGケミカルズとTOYOは商業化に向けたスケールアップの検討を実施します。

CirPlasが保有するプラスチックのリサイクル技術は、触媒を使用することでプロセス温度を下げる省エネルギー・環境配慮型の油化プロセスです。またプラスチック廃棄物を再度プラスチック原料にリサイクルすることから、タイ国内のみならず他の国々のプラスチック廃棄物問題の低減にも寄与することができます。

TOYOは「エンジニアリングで地球と社会のサステナビリティに貢献する」ことをミッションに掲げており、SCGケミカルズが目指す「持続可能性のためのケミカルビジネス」に貢献するとともに、世界的なプラスチック廃棄物の問題解決と循環型社会の実現に寄与していきます。

SCGケミカルズ内の混合廃プラスチック油化実証プラント

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