2012年1月11日
東洋エンジニアリング株式会社(TOYO、取締役社長 山田 豊)と三井海洋開発株式会社(MODEC、代表取締役社長 宮﨑 俊郎)が共同でシンガポールに設立したMODEC and TOYO Offshore Production Systems Pte. Ltd.(MTOPS)は、このたびMODECのシンガポール子会社であるMODEC Offshore Production Systems (Singapore) Pte. Ltd.より、浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備(FPSO)に搭載する船上処理設備を受注いたしました。
本FPSOは、ブラジルの民間石油開発会社であるOSX Brasil S.A.の子会社OSX 3 leasing B.V.向けに納入されるもので、OSX社のグループ会社であるOGX社が保有するブラジル沖カンポス海盆のBM-C-39ブロックにあるワイキキ・ペロ・インガ鉱区の海洋油田開発に利用される予定です。
MODECは、ブラジルでも既に7件のFPSO納入実績を持つ世界トップクラスのコントラクターです。同社とのアライアンス(協業提携)による受注は今回で5件目となり、現在も2012年末完成を目指して、ブラジル国営石油会社ペトロブラス社向けにFPSOの船上設備の据え付けを行っています。またTOYOのブラジル向けのプロジェクト実績は28件目となります。
TOYOは、資源開発やFPSOといったアップストリーム分野の強化に取り組んでおり、今後も同社との協力関係をますます強化し、海洋資源開発分野における受注拡大を目指していきます。
受注概要
客先 | MODEC Offshore Production Systems (Singapore) Pte. Ltd.
(本社:シンガポール) |
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受注者 | MODEC and TOYO Offshore Production Systems Pte. Ltd.
(本社:シンガポール) |
係留地 | ブラジル、カンポス沖合に位置するワイキキ・ペロ・インガ鉱区 |
対象設備 | 浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備(Floating Production Storage and Offloading ; FPSO)に関わる日量10万バレルの石油生産能力を持つ船上原油処理設備 |
役務内容 | 設計、機器資材の調達およびモジュール製作までの一括請負 |
原油生産 開始時期 |
2013年9月の予定 |