2011年5月26日
東洋エンジニアリング株式会社(TOYO、取締役社長 山田 豊)のインド現地法人Toyo Engineering India Limited (Toyo-India)は、インド最大の国営石油会社インディアンオイル社(IOCL)と、台湾の大手合成ゴム会社TSRC社、丸紅株式会社の合弁会社であるインド合成ゴム社(ISRL)が、同国北西部ハリアナ州パニパットに建設する、年産12万トンの合成ゴム(SBR)製造設備を、このたび受注しました。
本プロジェクトは、隣接するエチレン製造設備からのブタジエンをベースに、成長著しい自動車用タイヤの主要原料となる合成ゴム製造設備を建設するものです。また本設備はインド初の大型プラントであり、TSRC社保有技術をベースにToyo-Indiaは、設計から工事/試運転までのEPC業務を一括請負で実施します。なお客先は7月末までに環境認可を取得予定で、プラントの完成は2013年を予定しています。
TOYOは、IOCL社向けに年産80万トンのエチレン製造設備を昨年完成し、現在もインド東部オリッサ州にある同社パラディープ製油所の流動接触分解装置(FCC)とプロピレン回収装置を建設しています。今後も活発な投資が期待されるインドにおいて、積極的にビジネス展開を図ります。
受注概要
客先 | インド合成ゴム社[Indian Synthetic Rubber Limited(ISRL)] 出資比率はIndian Oil Co., Ltd(IOCL)50%、SRC Corporation(TSRC)30%、 丸紅株式会社20% |
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受注者 | Toyo Engineering India Limited(東洋エンジニアリングのインド子会社) |
設備 | 年産12万トン・合成ゴム(Styrene Butadiene Rubber(SBR))製造設備 |
建設地 | インド ハリアナ州パニパット |
ライセンス | TSRC社技術 |
役務内容 | 設計・調達・建設・試運転までの一括請負(EPC/LS 契約) |
完成予定 | 2013年 |
客先総投資額 | 約2億ドル(予定) |