2005年7月19日

東洋エンジニアリング株式会社(TEC、取締役社長 山田 豊)は、三井物産株式会社の協力を得て、サウジアラビア基礎産業公社(SABIC)が、同国西海岸ヤンブー工業地区に新設するYANSAB石油化学センターの一環として計画する、世界最大規模となる年産70万トンのエチレングリコール(EG)製造設備を、このたび受注いたしました。

本設備の建設は、主にポリエステル繊維の原料であるEGの市場での需要増加に対応するものであり、サウジアラビア向けに当社が受注した4基目のEG製造設備です。現在当社はSABIC傘下のジュベイル・ユナイテッド石油化学会社(UNITED)向けに年産63万トンEG製造設備を建設中であり、過去の実績も含めたEG製造設備建設に対する、当社のスムーズなプロジェクト遂行への客先信頼が今回の受注に結びつきました。

概要

客先 サウジアラビア基礎産業公社(SABIC:Saudi Basic Industries Corporation)
建設地 サウジアラビア西海岸のヤンブー(Yanbu)工業地区に新設されるヤンサブ(YANSAB)コンプレックス(石油化学センター)内
対象設備 年産70万トンエチレングリコール(EG)製造設備
ライセンサー 米国サイエンティフィック・デザイン(Scientific Design)社
役務内容 設計、機器資材の調達および工事までの一括請負
プラントの完成予定 2008年第1四半期を予定
受注の意義
  • 今回の受注を含め、当社のEGプラント実績は延16プラント、総生産量約370万トンと、世界のEG総生産量の約20%を占め、当社はEG実績で業界トップクラスとなります。
  • 今回の受注によりサウジで4基目のEG実績になると共に、サウジの東西両工業地区で平行してEGプラントの建設を行うこととなり、同国内での更なる受注拡大への足がかりとなります。

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