2003年5月8日

東洋エンジニアリング株式会社(TEC、取締役社長 広瀬俊彦)は、和光純薬工業株式会社(取締役社長 池添 太、本社、大阪市中央区)が計画を進めている、GMP(医薬品製造・品質管理基準)に対応し、多品種製造に適合した、最新の愛知新工場(愛知県豊橋市)建設の入札に参加し商談を進めていましたが、このたび正式に受注いたしました。

今回の工場建設は、試薬・臨床検査薬・化成品の各事業において戦略的かつ積極的な投資を推進している同社が、TECの独自技術である「XYルータ」(配管自動切替装置)を組み込んだ製造プロセスの採用により、製品の安全性と高品質を確保し、環境にも配慮しながら、多品種の原薬と化成品を生産できるマルチパーパスの最新鋭の生産工場を建設するものです。TECの役務範囲は設計、一部機器調達、建設工事、試運転支援、バリデーション(適格性確認)の一括請負で、事業総投資額は100億円以上、工場の完成は2004年上期を予定しています。

この「XYルータ」は、衛生管理、運転制御、生産性向上などの点で優れた製造システムであり、製薬業界のみならず、化学業界、潤滑油業界、飲料業界、乳業業界など、多品種生産の課題を抱える広範な業界へ、過去TECは14基の納入実績があります。また「XYルータ」の優れた洗浄性と自動洗浄は、品目切替時の洗浄時間短縮とGMPに対応した洗浄バリデーションを容易にし、製薬会社が目指す「医薬品の安全」を実現いたします。

TECはITをベースとした生産システム構築やコンピューターバリデーションでの豊富な経験とXYルータを活かした生産工場のマルチパーパス化の実績をベースに、高い安全性と高い品質の実現を目指すお客様へのトータルソリューションを提供して参ります。

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