マレーシアからガスプラント近代化計画のPMC業務を受注
東洋エンジニアリング株式会社（TEC、取締役社長 広瀬 俊彦）は、 マレーシア国営石油公社 ペトロナス社の100％子会社であるエンジニアリング会社OGP Technical Services 社（本社：クアラルンプール）と国際コンソーシアムを組み、同国 PETRONAS GAS 社（PGB）が、トレンガヌ州ケルテ地区にて運転中の No.1 ガスプラント（GPP-1）とその付帯設備及びLPG出荷基地（ET-1）の近代化計画および新たに追加となるエタン製造設備建設のPMC（プロジェクト･マネジメント･コンサルタント）業務をこの程正式に受注しました。
今回受注したのは、昨年11月に完了したBasic design 業務に引き続いて、1985年にTECが建設したガスプラントとその付帯設備及び出荷基地の能力回復、運転効率の向上を目指した改造計画およびエタン製造設備（年産160,000トン）建設のPMC業務です。TECの主要業務は、EPCコントラクター選定時の客先へのアシストと技術面での評価、並びにプロジェクト実施時のコンサルティングです。TECは本案件のFS業務を2000年6月に受注して以来、FS、Basic Design、PMCと一連業務を継続して受注するという結果になりました。
尚、本案件のEPC入札は昨年12月にITBが発行され、本年初夏にはEPC業者が選定される予定であり、本近代化及びエタン製造設備のEPC納期は27ヶ月の予定です。
本PMC業務は、マレーシアにおけるTECの石油精製・石油化学等数多くのプロジェクト建設実績および既存プラント建設とその他PMC案件などで培った客先との良好な関係を背景としたTECの技術力の信頼性、価格面での正当性が評価されたとともに、ハードを伴うガス、石油化学案件が減少したマレーシアのマーケットにおいてソフト案件を重点目標とした営業努力が実り受注にいたたものです。