タイの現地法人・トーヨー・タイ社がシリコーン製品製造設備を受注
― 海外グループ企業を通じたTECのグローバル展開拡大への契機 ―
― 海外グループ企業を通じたTECのグローバル展開拡大への契機 ―
東洋エンジニアリング株式会社(略称:TEC、取締役社長 広瀬俊彦)のグループ会社である、タイの現地法人トーヨー・タイ社(Toyo Thai Corporation Ltd. 略称:Toyo-Thai、本社:バンコック、取締役社長 杉浦敦)は、GE東芝シリコーン株式会社(略称:GETOS、本社:東京都港区、代表取締役社長: 熊谷昭彦)が、タイのラヨン県マプタプット港付近の工業団地内に建設を予定しているシリコーン最終製品の製造設備を、このほど正式に受注いたしました。
これはGETOS社が信越化学工業株式会社と折半出資して現在建設中のモノマー合弁工場、「アジアシリコーンモノマー」(Asia Silicones Monomer Limited)が製造する、シリコーン製品の中間原料となるシリコーンモノマー(シランモノマー/シロキサン中間体)の供給を受け、液状、ゴム状等の各種シリコーン製品を製造するもので、年産能力は約4万5千トン、投資金額は約22億バーツ(約60億円)を予定しています。なお生産高の9割以上は、タイ国外への輸出が見込まれています。
Toyo-Thai社の役務範囲は、詳細設計、機器資材の調達及び工事までの一括請負であり、2004年前半の完成を予定しています。Toyo-Thai社は1985年の設立以来、TECの海外拠点としてタイを中心に各種プラント建設を行ってきており、タイの大手エンジニアリング会社としての地位を確立しております。(2001年度売上高14億1,500万バーツ(約41億円)、従業員数400名)
現在TECはトランスナショナル体制として、海外のエンジニアリング拠点であるグループ企業を通じたグローバルな展開を積極的に図っており、今回の受注を契機に、タイ、インド、韓国、マレーシアの各グループ企業を通じての受注拡大を図って参ります。