TEC、日独合弁企業より特殊ビスフェノール製造設備を受注
-東部ドイツでの実績とR&Dエンジニアリングでの信頼が実を結ぶ-
-東部ドイツでの実績とR&Dエンジニアリングでの信頼が実を結ぶ-
東洋エンジニアリング株式会社(略称:TEC,取締役社長 広瀬俊彦)は、ファインケミカル専門の化学会社である本州化学工業株式会社(略称:本州化学、取締役社長 戸川進、本店:東京)と三井物産株式会社ならびにドイツの世界的総合化学会社であるバイエル社(会長 W.ヴェニング、本社:レバークーゼン)の3社の合弁会社であるハイビス社(Hi-Bis GmbH)が、東部ドイツのザクセン・アンハルト州ビッターフェルド(Bitterfeld)市に建設予定の年産5千トン・特殊ビスフェノール製造設備を、このたび正式に受注いたしました。
TECの受注金額は約30百万ユーロ(約40億円)で、TECの役務範囲は、本州化学の技術をベースに、詳細設計、機器資材の調達及び工事までの一括請負であり、2004年末からの商業運転開始を予定しています。今回生産される特殊ビスフェノールは、自動車部品、超高密度DVD等に用いられる特殊ポリカーボネート樹脂の原料として使用されます。
東部ドイツ(旧東独)地域における豊富なプラント建設の実績・ノウハウ、本州化学向けのR&Dエンジニアリングの実績などを通じて、客先よりの高い信頼を得ているTECは、厳しい国際入札の結果、今回の受注に至りました。この受注を契機にTECは、豊富な地域ノウハウ、客先に信頼される技術力、トランスナショナル体制でのコスト競争力などの強みを生かし、今後も積極的な受注展開を図ってまいります。
■ TECの「R&Dエンジニアリング」
「R&Dエンジニアリング」はTECの技術力、経験、ノウハウなどを活かし、顧客が開発した技術をベースに商業化実現までのプロセスに参画し、商業化までの時間短縮、最適設計によるコストダウン、安全環境面を含めた品質向上などを実現するエンジニアリングです。TECは、本州化学・和歌山工場のビフェノール製造設備の年産3千トン・連続生産プラントの建設など、この10年間で14件のR&Dエンジニアリングの実績があります。