2000年11月24日
TEC、米国独立系最大手向けガソリン製造装置を受注
-米国クリーン・エアー法をにらみ、米国石油精製装置市場に参入-
-米国クリーン・エアー法をにらみ、米国石油精製装置市場に参入-
東洋エンジニアリング株式会社(TEC、取締役社長 広瀬 俊彦)は、米国現地法人であるToyo U.S.A., Inc. の協力を得て、米国 Tosco Corporationが、同国北西海岸に位置するワシントン州・ファーンデール製油所に計画を進めていた流動接触分解装置(FCC:3万 BPSD)とその付帯設備の国際入札に応札し、商談を進めていましたが、この程合意に達し、正式契約に調印しました。TECの役務範囲は、詳細設計、機器調達、工事を含むターンキーランプサム契約で、プラントの完成予定は2003年1月末となっております。
本プロジェクトは、国内に7製油所(本年10月現在 合計 135万 BPSD)を有する米国独立系最大の石油精製会社である Tosco Corporationが、同製油所で計画するハイオクガソリン増産および「クリーン・エアー・アクト」環境法案対応に向けたアップグレーディングプロジェクトの一環として位置づけられています。
本年5月に入札事前審査通過後、8月末に案件入札が行なわれ、米国の一流コントラクター3社との競合の末、流動接触分解装置で世界的に豊富な実績を有するTECが選定され、受注となったものです。今回の受注は、米国での本格的な製油所のEPCターンキーランプサム案件において米国コントラクターに打ち勝つと同時に、米国の大手石油精製会社に高く評価されたものであると言えます。TECは、今回の受注を足がかりに、米国の石油精製会社における今後の環境法案対応に伴うアップグレーディングプロジェクトの受注確保に向け積極的な営業活動を展開していきます。