既存のシステムに比べ50%以上の省エネ蒸留システム「SUPERHIDIC」初の商用化2017年4月6日

東洋エンジニアリングコリアの親会社である東洋エンジニアリング株式会社(TOYO、取締役社長 中尾 清)は、丸善石油化学株式会社から受注した省エネルギー型蒸留システム『SUPERHIDIC®』の建設工事を完了し、従来の蒸留塔に比べて5割を超える省エネルギー化を達成しました。石油化学プラントで使用される蒸留工程にSUPERHIDIC蒸留システムを導入することにより、エネルギー節約と二酸化炭素排出を減少させることができます。蒸留塔下部のリボイラー加熱と上部のコンデンサを冷却するのに消費される熱エネルギーを減少させるシステムです。長年にわたり世界中の企業、大学、研究機関等で研究されてきた技術を、TOYOが初めて商用化したものです。今回のプロジェクトの成功をきっかけに、石油精製、石油化学プラント分野のエネルギー節約、運転費用減少、そして地球環境への負担を軽減する商用化拡大を期待しています。