尿素 造粒

概要

TOYOは 噴流層(Spouted Bed)と流動層(Fluidized Bed)を組み合わせ、エネルギー消費と設計費を削減する噴流流動層式(Spout-Fluid Bed Type)造粒機を適用して、尿素造粒製造技術を確立しました。

特徴

TOYOの噴流流動層式造粒法は、次のような特長があります。

1. 省エネルギー(少ない電力消費量)
   - 造粒器内での尿素水溶液の微細液滴のスプレーに高圧の空気が不要
   - 最適化された循環粒子温度
   - 流動層高が低く、流動層形成のための空気必要圧力が小さい
   - 尿度ダストを含む空気の洗浄設備の圧力損失が小さい

2. 高い製品品質
   - 造粒器内でスプレーされた尿素水溶液の急冷により、ビユレット生成を抑制
   - 乾燥効果が高く、製品中の水分を低く抑え、製品硬度を改善
   - 噴流層、流動層の組み合わせにより、丸く均一な製品形状

3. クリーンな排気
   - 造粒器内でのダスト発生が少ない
   - 高効率の排空気洗浄塔は、循環水で尿素濃度30 mg/Nm³以下に洗浄

大粒尿素製造フロー図